所有している不動産が空き家の場合、火災が起こるリスクに気を付けなければなりません。
持ち主が住んでいないのにもかかわらず、なぜ火事が起きてしまうのでしょうか。
そこで、この記事では空き家で火事が起きる理由と、対応策を中心に解説していきます。
空き家で火災が発生する原因
空き家で火災が発生する原因として多いものは、放火です。
なぜなら、誰も住んでいないため火をつけても気づかれにくいからです。
所有者が住んでいない家は、人の気配を感じさせず、犯人は火をつけてもすぐに逃げられるため、狙いやすいとされています。
この他の原因として、
●タバコのポイ捨て
●ガス漏れ
●配線器具の不具合
が考えられます。
しかし、圧倒的に放火による出火が多く、平成29年は放火が1,050件、放火の疑いが718件でした。
空き家に関しても、放火が原因となる火災が例外ではないので、管理には気を付けたいですね。
空き家で火災が起きないための対策法
火災から空き家を守る対策法をご説明しますので、しっかりと覚えておきましょう。
定期的に家を管理する
放置されやすい家は狙われやすいので、定期的に設備の点検をおこないましょう。
たとえば、敷地の周りをフェンスなどで囲むことは、外部からの侵入を防げるので効果的な対策です。
また、燃えやすいものは置かないようにして、確実に戸締りすることも大切です。
近所の方にすぐ連絡してもらえるように依頼する
家に変化があった際にはすぐ連絡してもらえるように、近所の方に依頼することをおすすめします。
この対策をおこなうことで、遠方に住んでいても家の変化をすぐに把握できて、対応に取り組むことが可能です。
空き家で火災が起きたときの所有者の責任
空き家で火事が発生した場合でも、所有者は失火責任法により基本的には損害賠償責任を問われません。
しかし、例外も存在します。
具体的には、火事が近隣の住宅に延焼するケースが当てはまります。
火事の状況によるものの、重大な過失があると認められた場合は、所有者が責任を負わなければなりません。
そうなると、近隣の住宅の再建費用を負担する必要が出てきます。
大きな出費となるため、万が一に備えて火災保険に加入するなどの対策をおこないましょう。
しかし、家の状況によっては火災保険をつけられないケースもあるものの、問題なさそうであればぜひ加入することをおすすめします。
また、燃えた家に関しても残存物の処理などが必要です。
このような処理も費用がかかることを覚えておきましょう。
まとめ
空き家で火事が発生する原因は、放火が多いとされます。
重大な過失だとみなされれば責任を問われるので、火災保険に加入することを検討しておきましょう。
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